整体技術
公開日:2016.10.11

【整体技術】小説「頭痛が治った日」②

整体の治療によって、人生を大きく変えていくドラマがおこっていきます。あなたのその手で人の生き方が変わる。整体の道は、正しい生き方の指導なのかもしれません。体が健康な流れに、患者さんにとって自然な流れになることで「生きることが楽に」「気楽に」生きれるようになります。石田さんの大逆転劇の続きをお読みください。(初回はこちら

幻覚まで引き起こす頭痛薬からの卒業

「左の目の奥がガンガン痛くて眠れないんです。・・・・頭痛が始まったのが病院の薬をやめた時からです。3年前からひどい頭痛とめまいがあって、頭を締め付けられるような痛みが毎日あって、立ってても横になってても痛いです。めまいもグルグル回る感じで襲ってきます。」憂鬱そうな彼女の目はとても不安そうに私の方を見て話している。もうどれぐらい騙されてきただろう?この苦しみから本当に脱出できるんだろうか?

「病院には行ってるんですか?」私は、今までどんな経路でここにたどり着いたか?を聞いた。患者の頭痛の歴史と状況を聞くためだ。

「はい。最初、脳神経外科と頭痛外来に行きまして、MRIとかとってもらったんですが原因がわからなくて自律神経の乱れからきてると言われ、心療内科の方に回されたんです。そこで、抗うつ剤と睡眠導入剤を飲んでました。そうしたら体がおかしくなってきて幻覚が見え始めたんです。」と薬の飲み過ぎで起こる副作用について話してくれた。

「もうこれはヤバイと思って、薬を全部止めたんです。病院にいくのもやめたんです。そうしたら、止まっていた頭痛がまた一気に出てきてしまって・・・もうどうしたらいいかわかりません。」薬で止めていた頭痛が、薬をやめると出てくるのが薬物乱用頭痛の特徴である。そして、みんな薬の服用に戻ってしまう。とても怖いことである。

「わかりました。では、今日は石田さんの頭痛の原因をはっきりと探していきましょう。そして、今日のこの場で楽になっていただきたいと思います。では、こちらへどうぞ!」

「よろしくお願いします!」

3年の苦しみがたった一回の治療で・・・

施術ルームに石田さんはうつむき加減で入ってきました。施術ルームには、木製のマッサージベッドと先生のデスクが置いてあるだけのシンプルな間取り。窓からは、レースのカーテン越しに公園が見える。ベッドの上に優しい光が入ってくる。まさに日だまりが溢れてる。石田さんは、私の前に立って検査を受けた。少し猫背になって、気力を失ってる雰囲気を漂わせてる。ベッドに座ってもらい、首をチェックします。

「石田さん、これは大変きつい症状ですね。だいぶ耐えてきましたね。」

彼女の首はストレートネックになって筋肉がパンパンに張り詰めていた。これでは、頭部に行く血流がなくなって頭痛が起こってくるのは仕方がない。それを薬で押さえつけていたのだ。苦しみが手のひらに伝わってくる。

「ここってっけっこう痛いですよね!?」

「はい。痛みが走ります。いつもそこから痛くなってくる気がします」

私の指先は、彼女の左の頚椎2番を捉えていた。筋肉の緊張が半端なく、呼吸まで苦しいことが予測された。

「では、上向きで寝てください」と言って首の湾曲をチェックしていく。まったくカーブのない首=ストレートネックになっていた。首の骨がまっすぐになってその周りを固くなった筋肉が覆っていた。胸鎖乳突筋は、今にも爆発しそうである。そして、後頭部をチェックしていく。

その時!左の指先が、石田さんの後頭部の左に膨らみがあるのを発見!

「石田さん、これでしょう!?これ痛いでしょう?」

「はい。目に痛みがきます!うわ〜〜〜っ」

やはりこの後頭部の筋肉の膨らみが石田さんの頭痛を発生させてる一個の原因だとわかった。目の疲れが後頭部に出てくるのだ。少しずつ優しいタッチで痛みの震源地を発見していく。ここまで3分ぐらい。ほとんどこの頭痛の原因がわかった。あとは、「つまり」を抜くだけ。

私は石田さんにこう言った。

「石田さん、本当に頭痛が治っていいですか?」私は、とてもひどい頭痛の歴史をたどってきた患者さんに必ず言う。もし、頭痛が消えると今までの頭痛の時間はなんだったんだ!ということになって、痛みを感じる自分に戻ろうとするからだ。頭痛を起こしてるクセを変える覚悟が本人にあるか?どうかを確認するのだ。

「先生、本当に治したいです。もう振り返りたくないです!」彼女は本気で脱出しようとしている。私は、心の中で「よし、わかった」と言った。

「わかりました。原因はわかったので、治していきますね。」と言って、治療を開始した。

公園のセミは、静けさを破り、嵐のような轟音で合唱を始めた。私は、うつ伏せになった頭痛患者の後頭部に手を置き、公園の上の空を見上げた。「この人の人生がこの青空のようにさわやかに晴れ渡ること」を願って全身全霊の治療が始まった。

「先生、そこです!全身まで響いてくる感じがします」

「ここまでよくやってきたね。首の骨と頭の骨の隙間がほとんどないです。これは苦しすぎたね」

「ちょっと痛いですが、頑張ってください。」私は、ここだ!というポイントがわかると集中した。セミの音も聞こえないぐらい集中ゾーンに入った。1分ぐらいすると後頭部のつまりが抜けてくるのがわかった。よし、これでだいぶ痛みが抜けてることが想像できた。

「よ〜し、石田さん、よく頑張ってね!座ってください。」とベッドに起こして10秒ぐらいボーッとしてもらった。そして、もう一度声をかけた。

「痛みどうですか?頭の痛み。来た時と比べてどうですか?」と聞いた。

「え〜〜!全然ないです!」「すご〜いです。え〜〜!本当に痛くないです」

頭痛整体は、人生の整体である。

この人は頭痛から卒業できることが確信になった。パッと顔が明るくなり、元気な笑顔になった。石田さんはとても信じられないけど、現実に頭痛がないことに驚いていた。薬で押さえつけていた頭痛が、たった10分ほどの整体で消えた現実。石田さんが、思っていた夢が叶った瞬間だった。私も今ままでのこの人の頭痛の歴史を思うと、やったーと手放しで喜べないが、本当に嬉しい。この時が、頭痛治療家にとってなんとも言えない役に立ててる満たされる瞬間である。

「石田さんの頭痛の原因は、先ほど何回も施術した左の後頭部にあるんです。もっと言えば、首の骨2番目が左にズレてることが一番の原因です。このつまりを抜けば、頭痛が出なくなってきます。薬なしで治ります。」「通いますか?」

「はい。通います!」

「では、待合室にいるお母さんを連れてきてもらっていいですか?詳しい説明しますね」

石田さんは、最高の笑顔でお母さんを呼びに行った。

私は、彼女の書いた問診表を見直して、今までの頭痛人生に思いを馳せらせた。一人を救うことでお母さんの苦しみも救える。この人に携わる人々との流れまでよくなる可能性がある。頭痛整体「日だまりショット」は、まさに人生を変える奇跡の治療法である。

続きは次回へ

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執筆者:日比 大介 (http://hidamari-shot.com/)

5年間、まったく人が来ない田舎の整体院から、「頭痛治療」に特化した整体院に変貌をとげて売上を月商200万まで持っていった男。全国で2000万人を救える頭痛治療技術の伝承のため2015年頭痛治療家を育てる日比塾を創設。後継者の育成につとめている。情熱的なトークと一人一人の身になって考える指導がウリ。一回目で効果の出る頭痛治療のビフォーアフターを素人整体師、セラピストに教えています。歌で世の中を変えることをビジョンに掲げ、ボランティア活動「肩こり体操ライブ」でも活躍中.NHK紅白歌合戦出演予定。

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